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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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“虹をつかむ男”感想 その2

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上映会当日の様子です

少し閑散としていますが この後40名の方にお集まりいただきました ありがとうございました

Kさんからも感想をいただきました。

 本当に山田監督は映画が好きなのではないでしょうか。映画の中の現実と映画をシンクロさせた作品、劇中劇の作品はいろいろありますが、初めて観ました。

 只この映画、寅さんで撮っていたらどの様な作品になっていたでしょうか?主演の西田敏行さんは一生懸命演じていらっしゃったのですが。寅さんと違って知的と云えばいいのか、今一つ、寅さんだと感じる部分である“ヌケ感”が足りない気がしました。うまく説明できませんが、笑いを取る部分に計算が入っているというような感じです。

最後のラストシーンで、寅さんが出てきましたが、CGなのか似た人なのかわかりませんが、監督にとって一番大事な人を出演させたかったのかもしれませんね。

Kさん、ありがとうございました。最後のバス停でひょっこり姿を現す寅さんは、CGです。25年以上にわたりともに“寅さんシリーズ”を作ってきた渥美清さんへの万感を込めたワンカットだったと思います。

山田洋次さんは、渥美清さんの事をこう話してみえます。

「詩人でした、人間を、自然を、実に美しい言葉で表現する人であり、社会のあり方や時代について鋭い批判眼をもった人でした。組織や団体に帰属することなく、ひとりの個人として、何が正しくて何が間違っているかを厳しく判断できる人。偉い人や権力者にはまったく興味がない。不幸な人、大きな声を出せない人、つまり社会の弱者の味方であり、生涯を通して決して、それを裏切らなかった人でした」


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