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心から 有りがたうさん!

毎回参加いただいている小古曽のMさんから、いつものようにその場で感想をいただきました。ありがとうございました。

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有難うございました。昭和11年の作品とか、私は昭和9年生まれの老人です。当時は2歳。この作品は、わたくし、今まで観た記憶がありません。上原謙、往年の名優、日本一の男前と世間を騒がせた記憶があります。“愛染かつら”田中絹代主演の名画は2,3度観たことはあります。

その後、田中絹代さんの映画は数本くらい観たように思っております。76年もの昔に還った様な心境。若返らせていただき、ありがとうございました。    思いつくままの乱文、お許しください。有難うございました。

 Tさんからも感想を頂戴致しました。

この「有りがたうさん」は、昭和11年の作品で、原作は川端康成とのことで、「伊豆の踊子」(水戸光子扮する薫という旅芸人)や、「雪国」(バスがトンネルを抜ける)を連想させ、半農半漁の様な伊豆の田舎道を砂埃を上げて走る乗り合いバスは、いつしかどっしりとした茅葺き屋根の民家が立ち並ぶ農村を抜け、ガードレール(?)など殆ど無い山道をクネクネ登っていく。行く手に現れるものは徒歩の人ばかりで、対向車は1台もなし。

途中、道端に待ち受ける人たちからの頼まれごとをすべて引き受け進む運転手(上原謙)は、休憩時は勿論、運転中も客と共に喫煙し、しかも吸殻をポイ捨て。現代とは隔世の感あり!バスは全編、人情を織り込むようにして走り続ける。

桑野通子(若くして病死したのは惜しまれる)が、気風の良い酌婦役を明るく演じて物語の進行役も兼ねていた演出が面白かった。この映画、登場人物は乗客や、道行く人たちを合わせると相当な数。しかもオールロケで、かなり贅沢な作品だったのではないか。

それにしても主人公が酌婦のアドバイス(?)通りに、身売りされる筈の娘を嫁にするとは。まるでお子様向けのおとぎ話のようで、少し興ざめではあるが、めでたし、めでたし!? 

最後に毎回、水谷氏がナビゲーターを務めてくださるお蔭で、映画がより深く楽しめ、本当に 有りがたく お礼を申し上げます。

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お褒めをいただき恐縮です。作品を少しでも深く楽しんでいただけることができれば、これに勝る喜びはありません。上映当日は、偶然にもBSで放送されたとのこと。会場では1時間ほど早く鑑賞いただきました。当日は、上映前にいくつかの発見を紹介させていただきました。上原謙は二枚目でした。この映画が初主演とのこと。男前を鼻にかけることなく、ごく自然に振舞う姿はかっこよかった!酌婦役の桑野通子は桑野みゆきのお母さん。そういえばどことなく似ておりました。有難うさんは、通りすがりの旅芸人の女性からも言付けを受けます。その一人が薫。“伊豆の踊子”も薫という名前。心憎い演出でした。


スワパーキングのキャンドルナイト

エコ事業の一環として、12月23日、四日市諏訪商店街振興組合はキャンドルナイトに協賛いたしました。

肌寒く、小雨降る中、理事のHさんが搬入、事務のGさんとYさん、理事のIさんの協力で(実名で書いてもよさそうなものですが・・)スワセントラルパーキング周辺に数十万個???のキャンドルが並びました。

壮観!!!寒い中ありがとうございました   ありがと〜ぅ!

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御陣屋裏門の秋景

商工春秋1月号が発刊されました。今月の水谷百碩氏による四日市十二景は“御陣屋裏門の秋景”です。

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現在の中部西小学校の敷地にあった代官所(幕府の出張所)の裏門からの眺めです(明治初年頃)建物の向こうに一際色濃く描かれている木は御駒繋ぎの松と呼ばれ、徳川家康が自分の馬をつないだという由緒ある松です。残念ながら陣屋は明治9年(1876)年の伊勢暴動により焼失し、御駒繋ぎの松もそのときの熱風により枯死してしまいました。

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この地図は江戸末期と明治44年のものです。江戸時代、陣屋を中心に四日市宿が賑わっていました。宿や貸座敷、料亭などが立ち並んだ昔日の賑わいが偲ばれます。陣屋の周辺は川で囲まれ、川は下水の役割をしながら街を縦横に流れていました。“ごじんやうらもんのしゅうけい”です。

四日市商工会議所並びに四日市博物館さま、ありがとうございました。

エキサイト四日市・バザール2013始動!

第22回 エキサイト四日市・バザール2013の取り組みがが始まりました。

11月の準備会で、開催テーマを「四日市の観光」に決定。

12月18日開かれた、第1回実行委員会では、開催日時が平成25年4月6日(土)・7日(日)、開催テーマが「よっかいちの魅力再発見」と決定いたしました。

12月26日・28日に市役所・警察・保健所・商工会議所、観光協会、銀行等、協賛各所の挨拶回りをアビコミの堀木さんと行ない、28日 第1回 催事委員会を開き三滝ステージのプログラム検討を行いました。

次回は、なちゅらる市場さんに全面協賛をいただき、京都百万遍さんに変わって手づくり市を開催していただけることとなりました。

地元の観光、物産、魅力をお披露目できるイベントに仕上げるため、これから3ヶ月の間、全力で取り組んでまいります。

「よっかいちの魅力再発見」にご期待ください。

 

 

あけまして おめでとうございます

あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願いたしますとともに 皆様にとりましてより幸多き年となりますよう 心よりお祈り申し上げます

ナ〜〜〜ム

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諏訪神社元旦

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鵜の森神社元旦

 

四日市十二景

“商工春秋”の巻頭を飾る“四日市十二景”もあと三景を残すのみとなりました。(東溟山建福寺山門秋景・竜灯之松不動寺の晩鐘・諏訪神社之景)

水谷百碩(明治元年〜昭和3年)は北町紙屋「大津屋」の人で、伊勢の磯部百鱗に師事しました。絵のほかに萬古焼の上絵付けをしたことが知られています。絵画作品は、あまり知られていませんが、四日市市民なら一度は目にしたことがある稲葉三右衛門の肖像画を描いています。

「四日市十二景」は依頼され描いたものですが当初から12枚組であったのではなく、12枚残されていることからは四日市博物館で「十二景」と資料名を付けたそうです。百碩はこのほかにも3〜4枚ほど描く予定だったようですが、実際に描きあげたかどうか分かっていません。

さて、平成も25年が明けました。このあたりで“平成の四日市十二景”を考えてみませんか?皆さまのコメント、待ち申し上げております。

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明治初年の高砂町遊郭

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雀頭垂坂山春景

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昌栄新田潮干狩

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鵜之杜春景

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三滝川夕涼

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旧四日市浜之景

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午起之綱引

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掃部堂之秋景

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御陣屋裏門之秋景

 

 

 

 

 

 

謝!“昭和キネマの集い”

平成24年度 文化の駅サテライトステーション事業も3作品を残すのみとなりました。その都度お話しさせていただいていますが、こうして大勢の皆様が鑑賞に来ていただけるからこそ、続けていくことができるのだと感謝いたしております。

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第1回 張込み

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第2回 青い山脈 前篇

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第2回 青い山脈 後編

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第3回 おとうと

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第4回 男はつらいよ

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第5回 羅生門

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第6回 有りがたうさん

こうしてみると、著名な作品ほど来場者が多い傾向がみられます(あたりまえですが…)。

次回1月25日は木下恵介監督の“二十四の瞳”です。2時間26分の長編であるため、時間を繰り上げて午後5時30分からの上映となります。

宣伝編集のため、あらかじめ何度もDVDを観ていますが、まぁ 泣けること泣けること、観るたびに泣かされております。年をとったせいでしょう キット!

 

 

感涙必須の“二十四の瞳”

いたわり合い、助け合って生きていこうという木下映画の考え方を、今こそ我々はもっと大事にしなくてはならないと思います。

木下さんの映画をみんなが涙を流して見るような世の中であってほしいと心から願います。       山田洋次(映画監督)

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“二十四の瞳“は、キネマ旬報第1位。2位は木下恵介監督“女の園”、3位は黒澤明監督の“七人の侍”でした。“ゴジラ”が製作されたのもこの年です。

この映画は昭和24年に製作されました。木下恵介監督はじめスタッフの皆さんは、小豆島に1年かけてここの美しい自然の撮影に取り組みました。

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物語は昭和3年に始まります。昭和不況の貧困はこの島にも襲いかかり、やがて太平洋戦争に突入し、男子生徒は出征して行きます。12人のうち男子生徒は5人。その中の3人は戦死します。

冒頭、着任間もない大石先生(高峰秀子)は、12人の1年生を前に点呼を取ります。一人一人あだ名を確認しながら、愛情をこめて名前を呼ぶのです。

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挿入歌

仰げば尊し・アニーローリー・村の鍛冶屋・故郷・七つの子・春の小川・荒城の月・浜辺の歌・朧月夜・里の秋・せいくらべ・冬の星座・埴生の宿・庭の千草・蛍の光・・・・・・なかでも仰げば尊し・アニーローリー・七つの子は効果的に使われています。


“二十四の瞳”の子供たち

分校に着任した大石先生は、12人の子供たちを前に点呼をとります。一人ひとり・・・。

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「さあ みんな自分の名前を呼ばれたら 大きな声で返事するんですよ 先生 早くみんなの名前を覚えてしまいたいから ねっ」

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岡田磯吉(ソンキ) 大きくなって出征するが 失明して帰る 成人は田村高宏が演じている

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相沢仁太(ニクタ) 出征して戦死

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川本松江(マッちゃん) 貧しさから進学せず金毘羅さん近くにある食堂に奉公に出る 修学旅行で大石先生と再会

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片桐コトエ 奉公先から返され 「先生 私苦労しました」の言葉を残して病死

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木下富士子(フジちゃん) 貧しさから一家は兵庫へ移っていく

仰げば尊し わが師の恩

教えの庭にも はやいくとせ

おもえばいと疾し このとし月

いまこそわかれめ いざさらば

 

新年賀詞交換会

お知らせが大変遅くなりました。1月7日月曜日、恒例の四日市商工会議所「新年賀詞交換会」が都ホテルでございました。中日新聞8日付の記事Image may be NSFW.
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四日市商連からは、森会長・浅谷社長・コスモちゃんと私メが出席いたしました。

コスモちゃんが岡田衆議院議員のお姿を、新しいスマホでしきりと盗撮いたしております。「そこからではよく見えないのでこちらから写しては?」と誘導させていただきました。まずは最初の写真 まったく写ってオリマヘン

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岡田議員さまは人影で見えません。さて、誘導後の写真

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バッチリ移せ(訂正  写せ)てよかったネ!

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コスモちゃん曰く「最初は看板をとったノダ」とのことでございました。

新年総代懇親会開催

平成25年1月10日木曜日、四日市シティホテルにて平成25年四日市商店連合会新年総代懇親会が開催されました。

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北岡泰嗣副理事長による開会挨拶のあと

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森会長挨拶があり、来賓祝辞へと移りました

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服部久光商工農水部部長の挨拶のあと

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中川正春衆議院議員の挨拶では、来る2月20日開催の、四日市商店連合会主催“第2回ソーシャル・メディア・サミット”への期待の言葉が述べられました。

約50名の参加で開催された“新年総代懇親会”ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。2月の“ソーシャル・メディア・サミット”、ぜひご参加ください。

 

月輪寺復興チャリティ・ライブ

平成24年7月の集中豪雨で、京都愛宕山中腹の古刹“月輪寺”にある重要文化財の宝物殿や本堂が大きな被害を受けました。

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この寺をたった一人で守る住職は四日市出身の女性の方(横田智照・65)で、商店街でお世話になっている石崎 均先生は、現地へ出かけて惨状を目の当たりにし、少しでも復興のお手伝いができないかと強く感じて帰ってみえました。

その後偶然にも“トロンボーン村長”さんに協力を得ることができ“京都 月輪寺復興支援チャリティ・ライブ”を実行委員会形式で立ち上げることとなりました。

 

時・平成25年1月20日(日)午後3時より

所・フルハウス 四日市市諏訪町13―3 ?352-4997

会費・2000円(1ドリンク付き)

チャリティ賛同ミュージシャン

 プラネットラブ(オリジナルポップス)

伊藤守人(Vo.Key)アルテミスミユキ(琴)

トロンボーン村長&伊藤麻裕子トリオ(jazz)

伊藤麻祐子(P)林寛之(b)ジュンジ荒木(ds)

 

上記のとおり、皆様の協力と共に月輪寺に復興の兆しを見つけられればとチャリティ・ライブを開催させていただきます。

皆様の温かいご賛同をお願いいたします。

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2月1日は朔日恵比寿

本日は一日中雨で、さんざんでございます。暇に任せて朔日恵比寿のポスターを作りました。

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昨年の年末スペシャルで、景品のお掃除ロボットが残ってしまいました。今回の特別賞です。

ところで、諏訪神社に山と盛られたしめ縄は、ずぶ濡れデス。明日はどのくらいよく燃えるのかが楽しみでゴザイマス。石油でもかけるのやろか?

諏訪神社のどんど焼き

昼前からしめ縄を焼く煙が街中に漂い始めました。今日は諏訪神社のどんど焼き。雨だった心配もなく、無事点火と相成ったようでした。私がお伺いしたのは夜になってからの19時。どんど焼きは、やっぱ、夜ですナァ。

ちなみに、どんど焼きは、何が何でも1月の15日。日曜だ祝日だと安易な妥協はありません。必ず15日デス。1月1日では、しめ縄が勿体のうゴザイマスから???

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第2回実行委員会開かれる!

1月16日、新年のあいさつもそこそこに、早速エキサイト四日市・バザール2013へ向けての第2回実行委員会が開催されました。(会場風景の写真・省略)

概要と予算の発表後、ポスター選定に移り次の案が採択されました。

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今回はイラストのイメージチェンジを行いました。インパクトのあるポスターに仕上げていただいたと喜んでいます。

また、開催テーマの“よっかいちの魅力再発見!”に照応して観光課・観光協会の方々や“なちゅらる市場”の古田さんにも出席いただきました。お忙しい中、本当にありがとうございました。衷心より御礼申し上げます。

 


月輪寺復興支援ライブ

“二十四の瞳”上映

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挨拶をする外羽理事長

平成24年度サテライトステーション事業“昭和キネマの集い 第7回 二十四の瞳”は大勢の方にお越しいただきました。ありがとうございました。1月17日NHKの“クローズアップ現代”では、木下恵介監督の特集が放送され、タイムリーであったと喜んでいます。

Mさんの感想です。

「実に懐かしい名画です。私は当時20代半ばでした。心に沁みる場面は、若いころの自分を思い出して、感慨深いものがあります。久しぶりにこの名画にお目にかかり、また一つ自分が賢くなりました。考える力を引き出していただいた気分になれて、感謝で一杯です。あれから60年も経ちました。懐かしい童謡をたくさん聴き、涙があふれました。“仰げば尊し”、もう一度聞きたい思いで一杯です。有難うございました」

Mさんは、ご年配の男性ですが10年分の涙を流したとおっしゃってみえました。

Hさんからの感想です。

「大変良い企画に感謝します!“戦争のムダ”を再認識しました。一度、自分自身の69年間を振り返ります」

Sさんからは、

「小学校時代に学校から観に行って以来。感無量でした。大石先生の優しさの記憶しかなかったものが、こんなに世相の描写や、人間性の奥深さに感動しました」

Nさんはポスターを見て、初めて参加された方と思われます。ありがとうございました。

「60年も前に映画鑑賞ということで、小学校全校生徒が30分ほど歩いて映画館で観ました。その時の感想と今回とでは随分と違っていて、自分が年を重ねてきたことを思いました。美しい小豆島の風景と、今ではめったに声を出して歌うこともない懐かしい挿入歌。遠い道を下駄や草履で歩いて行く子供たち。お互いを思いやる心。夫を、教え子を戦争で失い、わが子までも亡くして生きていく大石先生の半生。雨降りの場面が多く、それだけでも撮影の大変さがうかがえます。懐かしく貴重な映画を、ありがとうございました」

昭和28年春から29年春にかけて、スタッフは小豆島でロケを行いました。晴天の日でも靄がかかったりしていて、撮影には苦労されたそうです。皆様からの感想、ありがとうございました。

・映画上映後、ご質問のあった阪東妻三郎主演の「破れ太鼓」の監督は、おっしゃっていたとおり木下恵介監督の作品でした。

“二十四の瞳”上映2

毎回感想をいただいているTさんから、今回も届きました。

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「随分前に、TVで一度この映画を観ていますが、詳細は覚えておらず、今回はノーカット2時間半をしっかり見せていただき、ありがとうございました。還暦を過ぎた現在になって解ることも多くあり、感動しました。

水谷氏の解説で、生徒役には全国から兄弟姉妹をセットで募り、お天気のご機嫌にまかせて、1年かけた撮影だと知り、驚愕!

麦畑、菜の花畑、桜の広場、牛馬に曳かせた醤油(?)樽の行列、小さな分校の建物等々、ノスタルジックで素晴らしい舞台でした。

また挿入歌(プログラムに15もの曲名を紹介くださり、感謝!)がBGMとして絶大な効果をあげていました。[先の曲以外にも「金毘羅ふねふね」「ひらいた ひらいた」「ちんちん千鳥」そして軍歌までも]

単に小さな島の分校の教師と生徒の情愛物語に留まらず、昭和3年(世界恐慌)から敗戦直後までの世の移り変わりとその時代に翻弄され続ける庶民の生活の酷しさ哀しさの不条理を大石先生の身辺の出来事を通して、静かに強く訴えている作品だったと思います。

53歳で銀幕を去った高峰秀子が、その後TV番組で、立派に成人して久しい生徒役だった面々と、映画さながらの涙の再開シーンを繰り広げていた事を思いだしました。一人の女教師にできることは限りがあったでしょうが“教え子”の一人一人を大切に思い、相手の身になって共に泣き、いつも寄り添っていた大石先生。

今、折しも、退職金の支給額を巡って卒業式を待たず、早期退職をする教師の続出がニュースになっていますが・・・・・・でも、現代でも大石先生の様な先生はきっといらっしゃると思います」

感想、ありがとうございました。子役で出演の皆さんは、その後「瞳の会」をつくり同窓会を開いており、木下監督の葬儀にも駆けつけたそうです。現在、小豆島の田浦には「二十四の瞳映画村」がつくられており、昭和62年、朝間義隆監督が田中裕子を起用して撮影したセットがそのまま残されています。桜と菜の花が満開のころに、是非、出かけてみたいものです。

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Dさんからもファクスをいただきました。

「約50年余ぶりにこの映画を観る機会を得て、当時小学生であった訳で、ストーリーもろくに覚えておらず、やっと、こういう映画だったのか、今、改めて木下映画を見直しました。あの時代、こんな大作に取り組んだ木下監督の情熱にただ感動です。それにしても高峰秀子はきれいです。子役もそれぞれが良いところが出ており、今の映画監督は、この作品からもっと学んでほしい。いや〜50年ぶりにこの作品が観られるとは、当時を思い出し、甘酸っぱい気分になりました。「昭和キネマの集い」に感謝。今後とも。いつまでも続けてほしい。お手伝いします」

ありがとうございました。素晴らしい映画を、皆さんと共に涙しながら上映できたことを、感謝します。

東溟山(とうめいざん)建福寺山門秋景

“商工春秋”2月号の表紙を飾る水谷百碩画伯“四日市十二景”は“東溟山 建福寺の山門の秋景です。

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陣屋の裏門のすぐ北側にある建福寺は、四日市町のなかで光運寺と並び格式のある寺です。(江戸時代、正月4日行われた寺院の陣屋への年頭の挨拶は、建福寺・光運寺の僧が最初に行き、その後、信光寺・常徳寺・得願寺の僧と続きました)。楼門や大きな松は永い歴史を感じさせ、色づいた銀杏や、人気のない境内を飛び回る鳩が、秋の日の静寂を表現しています。

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現在の建福寺 南には中部西小学校が、陣屋跡に建っています。

“二十四の瞳”上映3

“二十四の瞳”の感想がYさんからも届きました。Yさんは今回も市外の遠方からお越しいただきました。

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「以前、中学生の頃だと思いますが一度観ました。この映画は被害者側の観点からと山田(洋次)監督に聴き、もう一度、観たいと思っていました。この時にチャンスが参りました。

現在は安部政権になり大変危機を感じています。憲法(平和)の改悪化し、集団的自衛権の憲法第9条第22項の削除。アメリカに追随し海外派兵は配線前へ戻る危惧を思います。

この映画を観てこの様な先生(大石先生)が今いたら、いじめも自殺もなくなると思う。人としての偏差値教育ばかりで「心」を失っているように感じます。

今は心豊かで想像力が豊かな人を育てる教育が必要と思います。

挿入歌も大変良かったと思います。特に童謡「七つの子」が好きです。そして二度と戦争をしてはいけないと心に誓いました。有難うございました。

追記  現在、秘密保全法が検討されているとのこと。これは国民の知る権利が守られなくなります。国が以前のように国家権力者に都合の良いように仕組まれています。国民一人一人が想像力を豊かにし、対応すべきと考えます」

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鋭い批評をありがとうございました。1本の映画を観て「あ〜面白かった」で終わってしまうのではなく、自分の人生や社会のことを考えさせる映画があります。1月17日NHKで放送の“クローズアップ現代 木下恵介特集”では、自分の力ではどうすることもできない悲しみや苦しみに寄り添い、愚痴を聞いてあげられる人が少なくなったと語っていました。“やさしさ”を描く監督。山田洋次監督もしかりです

 

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