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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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カンニングの攻防

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本日の中日新聞。エンタの目で朝から笑わせていただきました。題して“カンニングの攻防”

脚本家の倉本聡さんは「役者というものは物覚えが悪くては出来ない商売だ。長いセリフを覚えなくてはならないからである」と語った後。

セリフ覚えの悪い役者は、あらゆる場所にセリフを書きカンニングする。故・三木のり平さんはその達人であった。自分の体に、セットに、小道具に書き込まれたセリフを読みながら、それと感じさせずに演技をする。まさに神業。

ところがそれを熟知たうえで、足を引っ張るベテラン役者がいた。

故・森繁久弥翁。テレビ生放送の時代である。火鉢をはさんで対話のシーン。森繁さんが見ると、のり平さんの前の、火鉢の灰に細かくセリフが書き込まれている。のり平さんがセリフを言いだそうとしたその瞬間、突然森繁さんは火箸をつかんで丁寧に灰をならして「それで?」ととぼけて聞いた。のり平さんは絶句!

故・森光子さん

鍋を囲んでの会話のシーン。森さん、山と盛られた白菜の表面にのり平さんの細かく書かれたセリフを発見。森光子さん、やおら菜箸でその白菜をつかみぐつぐつ煮える鍋の中に入れてしまった。

ア、      アのり平さんが手を出したが遅かった。

「たべられますよ」と森光子さんが笑った。

“男はつらいよ 純情編”では森繁さんの名演技を皆さんと一緒に観ることができます。楽しみです。


のり平の パーっといきましょう

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三木のり平で思い出すのが、以前読んだ図書館の本“のり平の パーッといきましょう”小田豊二著 小学館 。

「社長シリーズ」の時に「僕はせりふを覚えてない」と言われるようになってしまったのにはまいったね。ひどいヤツになると「のり平さんはせりふを全く覚えてないんですって」なんて断言してきやがる。冗談じゃないよ。それじゃ、君、作者に対する冒涜だよ。ここでははっきり言っておきますけど、それは自分への「遊び」でもあるんです。そう自分の芸としての「遊び」。

中村勘三郎さんとやった舞台で、僕が扇子にせりふを書いておいたら、勘三郎さんがそれを知ってて、その扇子を持って舞台の下手へ逃げていっちゃった。

僕を困らせてやろうという、中村屋の魂胆はミエミエだ。

仕方がないから、その扇子を追いかける。必死で逃げる中村屋。追いつ追われつだ。中村屋も僕をもっともっと困らせてやろうとするから逃げる。とうとう逃げられたんで、僕は舞台の上で観念して、もうひとつ扇子を懐から出した。そこにもせりふが書いてあった。

中村屋もこれには吹き通しだった。お客は何がおかしいのか解らないが、中村屋が走り回るし、最後にはプッと吹き出してしまうから、ゲラゲラ笑いだす。事情を知っている役者連中も爆笑だ。

なっ、これが本当の「遊び」っていうヤツだ。

のり平の「言った言葉が・・・」

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小田豊二 著「のり平の パァーっと行きましょう」小学館は、晩年の三木のり平氏からの聞き取り記録になっている。

こんなことも話している。もっとも、1948年製作されたジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の「アパッチ砦」という映画の題名を知っている必要がある。古い話である。

映画の撮影には、とにかく“待つ時間”が長かった。

そんな時、かなり流行ったのが「言った言葉が…」って遊びだ。映画のなぞなぞみたいなもんだったな。

ひとつ、やってみるから、あててみな。

東北の寒い村だ。その時は飢饉があって、男は出稼ぎ、娘は次々と売られていく。だから、その村には年寄りしか残っちゃいない。

その村で、特に貧しいある一軒の家から老婆が出てくる。息も凍るような寒い朝だ。老婆は曲がる腰に片手をあてて、凍った大地に足をとられないように、一歩一歩、庭に出て、ただ一羽残った鶏の世話をしようってわけだ。

それで餌をあげようとしたら、なにを思ったか、その鳥がサッとそのお婆さんの肩に飛び乗った。「コラッ」とお婆さんが手を払うと、鶏はすぐに飛び降りたが、鶏のフンがお婆さんの肩に付いた。

その時、その老婆が「言った言葉が…」てんだ。

そう、そのお婆さんがなんて言ったかを、映画や舞台のタイトルで答えるんだ。

え、答え?答えはねえ、「あっ、バッチイ鶏でえ」

「男はつらいよ 純情編」上映

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平成25年度文化の駅サテライトステーション事業 “松竹キネマへの誘い 第1回 男はつらいよ 純情編”には、52名の方がお集まりいただきました。有難うございました。

当日、15時頃から落雷の荒れた天気になり心配いたしましたが、映画の始まるころには雨もあがり、ちょうど満席となりました。

 

Mさんの感想です。

懐かしの名画を今年も上映していただき、嬉しい限りです。私は昭和一桁の男です。ベテランの名優に出合うのはとても幸せ。30~40歳若返らせていただき感謝で一杯です。過ぎた年月を省って、思いも又、懐かしさ万万。有難うございます。若尾文子。しっかり美人で嬉しかったです。

 

Tさんは、60過ぎの女性です。感想ありがとうございました。

今回の作品で興味を持った場面を揚げると。

⑴ 夕子(若尾文子)が涙を拭うシーンでティッシュペーパーが水色だったこと。

 そういえば、ほんの一時 色つき(ピンクやブルー)の商品が発売されていた。

⑵ 全編、これでもかこれでもかのドタバタ劇やナンセンスシーン(医者がくわえタバコで診療)オンパレードの中、千造(森繁久彌)と絹代(宮本信子)親子の絡みシーンだけが、文芸作品の様。若き日の宮本信子(現在“あまちゃん”の夏ばっぱ)はすでに大物女優の片鱗を見せている。

⑶ テーマソングは、作詞が星野哲郎、作曲が山本直純で、映画の中の音楽もやはり当代超売れっ子の山本が担当していて、軽妙な三味線の音色が、ラジオの長寿番組であった“小沢昭一的こころ”の世界と相通ずる。

 さて、この「男はつらいよ 純情編」は、昭和46年1月公開ということで、昭和45年頃の製作と思われるが、今から43年前の日本の風景、風俗、人情、夫婦像等、途中バブル期を挟み、変わったモノも変わらなかったモノもある。変わったモノの代表は、夫婦のあり方と思う。作品の中では、離婚の危機に面した2組の夫婦が、共に妻が折れて、元のサヤに納まるが、根本的なところで夫の意識が変わらなければ、いずれ破綻していたのでは?特に賭け事とDV(家庭内暴力)は根が深く、そう簡単には治らない。場合によっては悲惨な状況になりかねない。現代に於いては福祉の支えもあって、無用の我慢はせず、若く、やり直せるうちに、つまらない夫(?)と別れ、元気に人生を再出発させる女性が多いのでは?

我が結婚生活を振り返りつつも、時代の流れを感じ、現代こそ「男(夫)はつらい」のではないかと思った。

 

Tさん、映画の感想から入り、個人的情報を吐露していただき、ありがとうございました。映画の冒頭、列車の中で缶ビールを開けるシーンがありましたが、スチール缶のサッポロビール。蓋と胴の2つのパーツからなるプルトップ缶は懐かしい!

鈴鹿山麓の渓谷 宮妻峡

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今年の5月で120周年を迎えている四日市商工会議所発行の“商工春秋 8月号”の巻頭を飾るのは、名古屋在住のイラストレーター川渕長久氏による“鈴鹿山麓の渓谷 宮妻峡”でゴザイマス。

市内西部の水沢地区にある「宮妻峡」は鈴鹿の山々に囲まれた谷間にあり、清流と奇岩が織りなす変化に富んだ渓谷。豊かな自然の中で渓流釣りやハイキングが楽しめるほか、市営の宮妻峡ヒュッテやキャンプ場もあり、夏になると、家族連れなど、沢山の市民が訪れアウトドアライブを楽しんでいる。

若かりし頃、バンガローを借りてキャンプをしたことがあった。潔癖症の友人はバンガローで寝ることを拒み、車の中で寝た。朝、寝ぼけ眼で起きた友人は、うっかり車のドアをロックしたまま閉めてしまい、朝食の間に下の自宅までキーを取りに走っていった。そんな記憶がある。みんなでドアに針金を差しこんだりして。車はワヤでございました。

「男はつらいよ 純情編」感想2

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浜田のD(デン)さんの感想です。

「寅さんシリーズ」の中でも秀作の誉れ高い「純情編」を始めて観ることが出来て、この企画に本当に感謝しています。

内容的には二つの話(若尾文子と森繁久彌)の掘り下げが、各々中途半端で物足りなさを感じますが、全体のまとまりにこだわりすぎ、当時まだ若かった山田監督が一生懸命作った感じで、精いっぱいの自信作という感じです。

宮本信子がどこに出ているのかと思ったら、絹代役とは。また、たこ社長の太宰久雄が名演技で感心しました。

昭和46年作品とは!みんな若かった!企画に感謝

 

デンさん、感想ありがとうございました。宮本信子と森繁久彌のシーンが、冒頭と最後だけでもう少し見せて欲しかったという意見も聞かれます。宮本信子で泣かされ、森繁で笑わされました。若尾文子、森川信、松村達雄と皆さん良い演技をしてみえました。

 

Nさんからも感想が寄せられました。

待ち遠しかった映画が始まり、とてもうれしく、関係者の方々のご苦労に感謝しながら、寅さんが大好きな主人と二人で出かけました。

出演者の皆様の若さに驚かされながらの1時間30分でした。

あの頃の私は3人の子育てに追われて映画なんて夢でした。

田舎に帰っても見ることのできない祭り風景、正月の凧揚げ。若い人や子供が着物を着ていますね。懐かしく思いました。

毎回楽しみにしています。

 

「男はつらいよ 純情編」感想3

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Kさんの感想も届きました。

マドンナ(若尾文子)は、旦那と一緒に暮らす(帰る)ことが幸せだったのだろうか?寅さんの好意は受けなかったが・・。

もっとも、終わりがけに宮本信子(若いぞ!夏ばっぱ)が旦那と一緒にとらやに挨拶に来ていて、添い遂げるのが幸せという(寅さんというフウケンテキな)終わり方になっていましたが。

などという、小難しいことは何一つ考えず、腹の底から笑える映画シリーズです。又、是非とも寅さんシリーズが多数上映されますことを願っております。

追記:タコ社長の奥さん、ひょっとして初出演かしら?

 

タコ社長:桂梅太郎の奥さんは、水木涼子という俳優さんが演じてみえます。見た顔だと思っておりましたら、野村芳太郎監督の“砂の器”では亀嵩の農家の主婦役、小津安二郎監督の“東京物語”では杉村春子の経営する美容院の客として出演しておりましたソウナ。

しかし、不思議なのはタコ社長の4人の子供たち。33作の「夜霧にむせぶ寅次郎」でようやく娘の桂あけみ(美保 純)が登場する以外は全く姿を見せません。不思議な家族でゴザイマス。シリーズ48作のうち、タコ社長の家庭内が映し出されたのはこれだけ!ダカラ ド〜ッ?って言われましても・・・

第50回 花の大四日市まつり

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3日より始まった50周年記念の大四日市まつり。

スワマエでは、少しでも賑わいのおこぼれをと、光りものの販売を行った(1日に仕入れに走る)ところ、CTYさんのアンテナショップ(カサキさん跡空き店舗に出店)の効果も相乗して結構な賑わい。スワマエ縁日では4日中に売るのもが無くなる程の盛況ぶりでありました。(人の流れがスワマエに出来た!)

Ta gtagさん、しまぐち屋さん、CTYさん、そしてスワマエ縁日と通りに賑わいが出来れば、必ず人は来てくれる。

来年に向けて自信の出来たスワマエで アリマシタ。

トコロデ・・・3日の踊りフェスタの審査員の重責が、私に回ってまいりました。

四日市商店連合会会長である森氏の出席が難しくなったため デアリマス。

ということで、30組以上のグループさんからベスト5を選ぶという難しい作業をこなす羽目となりました。

結果、10名の審査員から選ばれた皆様と、私の選んだ皆様が、大きく異なっておりましたことを、この席をお借りおいたしまして、深く、お詫び申し上げます。

イヤ〜 踊りフェスタの雰囲気。良いです。熱気に圧倒されました。


大四日市まつり 4日

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本日は甕破り山車に同行いたしました。3日は市民総踊り、4日は山車と、なかなかうまく出来ておりマス。

スワマエでの演技

諏訪新道にて

三滝通りで大入道と合流

かえり山の準備

大入道の向こうに、牽牛・織女の甕破り山車が望めます。

“異人たちとの夏”上映します

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8月23日金曜日午後6時より 大林宣彦監督“異人たちとの夏”を上映します。

この作品を初めてテレビで観たのは十年ほど前、ちょうどお盆前のこの頃でした。とても良い映画だと感動しました。

そしてまた、不思議な映画でもありました。テレビのシナリオライターである風間杜夫は、取材で迷い込んだ地下鉄からレトロな雰囲気の浅草へ迷い出ます。そこで小さい頃交通事故で失ったはずの両親、片岡鶴太郎と秋吉久美子に出会うことになるのです。

ひと夏の幽霊との出会いと交流。現実に厭世感を持っていた風間杜夫は、この季節の不思議な体験から、生きる勇気と元気を与えられます。

秋吉「あんたをね、自慢に思ってるよ」

風間「いかないで!」

片岡「どうやらダメらしいや。もうちょっと間があると思ってたんだが」

秋吉「からだを大事にね」

風間「ありがとう。どうも ありがとう。

 ありがとうございました!」

両親との別れを前に、かれは涙で決別の感謝を伝えます。

“異人たちとの夏”入場無料です。ぜひご参加いただき感動してください。

お待ち申しあげております。

うたのぼりグリーンパークホテルのこと

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日曜朝のテレビ番組“がっちりマンデー”は勉強になります。

北海道北部。歌登町にある“うたのぼりグリーンパークホテル”。何の観光名所もないこのホテルに外国人が大挙(タイきょ)して訪れるという。

さて、バスでタイランドのお客様が多数到着。早速、浴衣に着替えて記念写真。食事にはマグロならぬハマチの解体。そのネタを使ってお寿司作りに挑戦。お客様参加型の和太鼓の実演があって、夏というのに餅つき。流しそうめんに食後は縁日がある。盛りだくさんだ。

冬の宿泊の方が良いと云う。豪雪地帯を逆手にとって、雪だるま作りやそり遊びとタイの人たちに雪国を楽しんでもらおうという趣向だ。

人が来ないと嘆いているよりも、懸命に考え工夫を凝らせば、必ず喜んでもらえるプログラムができる、というお話デシタ。

感謝 感謝!

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御木幽石さんの“幽石の言葉めくり 一日一語”より

いちばん好きな言葉です

 

心から

感謝 感謝

“異人たちとの夏”と浅草

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毎週金曜日。午後8時から三重テレビで“浅草お茶の間寄席”が放送されています。

16日は、柳家小せんの「あくび指南」・三遊亭小円歌の三味線・三遊亭金時の「かんしゃく」でした。小円歌さんは昔の江戸の風情があってほろ酔い気分で楽しく聞かせていただきました。

著名でない方も多いのですが、皆さんの熟練の芸を見せていただけます。

8月23日上映の第2回 松竹キネマへの誘い“異人たちとの夏”では、浅草に迷い出た原田英雄(風間杜夫)が浅草演芸ホールで原田英吉(片岡鶴太郎)と遭遇します。レトロな浅草の雰囲気が良く出ている映画です。お楽しみください。

平成25年度 エコ教室開催

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平成22年度経済産業省実施の“中小商業活力向上事業”を受けて、当諏訪振興組合は三重県環境学習情報センターの水谷さんと、四日市環境学習センターの山本さんの協力で、平成25年度のエコ教室を実施しました。

下代2000円ほどの伝次郎先生のソーラーカーキットが300円で作れるということで、今回も100名以上の子供さんの応募がありました。本日は午前10時からと午後1時30分からの2回に分けて50名の皆さんがソーラーカー工作に取り組まれました。

暑い中ご苦労様でございました。

エコ教室は来年も開かれます。

 

 

異人たちとの夏 上映終了

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暑さと夕立ちの懸念から、出足はあまり良くありませんでしたが、44名以上の方が参加していただけました。感謝です

今回の案内には、諏訪振興組合のマップが添付されました。説明をする外羽理事長です。

「今、実施のサテライトステーション事業は、四日市市文化国際課さんのバックアップで四日市諏訪商店街振興組合が行っています。このマップに表記のお店屋さんによって、振興組合は構成されています」

さて、早速、皆出席のHさんからの感想です。

有難うございました。この作品は初めて観させて戴きました。出演者は名優ばかり。よくお目にかかる方ばかりでした。内容は異色。私自身も一度体験したいナーと、鑑賞中に思いました。有難うございました。

私も作品に甘んじて、両親に切実に逢いたく思いました。作品の重厚さに心を打たれました。有難うございました。感謝。

主人公の原田英雄(風間杜夫)は、消えゆく両親に感謝を言います。「ありがとう どうもありがとう ありがとうございました」

 

次は、たまたま信号待ちをしていて会場入口のポスターを見られたSさんの感想。初めてのご来場です。

・洋画はされないのですか。「大脱走」とか「アマデウス」とか「レッドクリフ1・2」とか・・・

・邦画のリクエストは、ミニシアター系の「火々」「三文役者」。大手なら「連合艦隊」・武田鉄也監督の「Ronin」

・今回の「異人たちとの夏」は、期待以上の作品でした。

・あと1時間か1時間半早く始めていただけたら幸いです。

今回の映画会は、やや年齢層を下げて団塊の世代にも焦点を合わせました。Sさんのお年が解りませんが、そのあたりかなと想像します。ご希望が叶えることができれば、また違った雰囲気の映画会になりそうです。

 

次は、Tさんの力作です。

今回は少し毛色の変わった(オカルトっぽい)作品で、昭和63年公開というと、丁度バブル期。

原作が山田太一。脚本が市川森一(先年亡くなられた彼は、若い脚本家たちに神様と崇められているとか)。そして監督は大林宣彦(非現実世界から人間の本質を描き出している作品が多い)。

主人公英雄は、すでに亡くなっている人達と密に接すること━━━

[両親からは28年間の頑張りを誉められ、暖かい愛で包み込まれて、親子の情を通わせる。そして、隣人の“桂”とは心と体で真実の愛を確かめ合う]

によって、それまでの(人間らしい感情を封印してきた)自分と決別する。

そして、終始彼を支え見守ってきた男、間宮の助けも得て、新たな人生を歩もうとする。

というのがこの作品の粗筋か?

風間杜夫は、子役からの芸歴も長く、様々な役がこなせる役者。

鶴太郎は役作りの為、身体を絞り、歯切れの良いセリフ廻しで江戸っ子を小気味よく演じ、名取裕子(当時は30歳くらい?)孤独で哀しい女に体当たりで臨み。

秋吉久美子は若くて可愛い母親役を伸び伸びと演じていた(シーンごとに替わるワンピースや着物姿があでやか)。

ひょっとしたら、この母親こそが英雄にとって永遠の女性だったのではないか?

チョイ役では冒頭のビデオフィルムの中にだけ居た竹内 力、タクシー運転手のベンガル、歯医者の笹野高史の起用が面白かった。

又、この作品の味付けとして「カルメン故郷に帰る」(高峰秀子)のビデオや劇中“流れ桂”がハミングしていた「私のお父さん」の曲が興味深かった。

今回も大いに楽しませていただき、ありがとうございました。

上映終了後、今村綾子役の入江若葉は、怪談映画で有名な入江たかこの娘ですが、どこに出ていたのか分からないと話したところ、Tさんからシナリオ読み合わせのシーンに友情出演をしていたことを教えていただきました。いや〜よく観てみえます。感心しました。


四日市臨港橋をくぐる清掃船

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四日市案内人協会の田中さんから1冊の本が届けられました。“こどものとも せいそうせんのくるりんまる”

孫が夏休みの宿題に四日市港のことを調べていて、臨港橋のこともその一つでした。

たまたま四日市案内人協会の田中さんにお会いすることができ、臨港橋の上がる時刻をお尋ねしたところ「午前11時30分に船が帰ってくる。その時橋が上がる。船長さんにも連絡しておく」とのこと。これは大変と塾で留守の孫を置いて、臨港橋を貨物船が通るところを見に駆けつけました。

11時40分ころ、橋をくぐって帰ってきたのは1艘の清掃船でした。

四日市清港会の清掃船“かすみ”は、港に浮かぶゴミを集める船です。実は、この船に出会ったとき、自分の心のどこかに軽蔑の気持ちがありました。

しかし、この絵本を見て自分を恥じました。港にとって大切な役目を持つ船だったのです。

この本を書いた鎌田 歩さんは、「作者の言葉」でこのように云ってみえます。

 港の海では本当にさまざまな種類の船たちがはたらいています。みんな、同じ海を利用する仲間です。そして海はみんなが使う大事な場所。そんな海を掃除する清掃船は、みんなのために一生懸命働く船なのです。

田中さん ありがとうございました。                                                 

“異人たちとの夏”感想2

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Kさん、いつも感想をありがとうございます。

個人的には、後半のウルトラQの様なホラー部分は不必要かと思います。

この映画は(記憶違いでなければ)鶴太郎さんが初めて出演した映画ではないでしょうか。(ちょっと期待していました  Good job!)

両親との出会いだけで、1本の良い作品になっていたと思います(だからホラー部分が残念)

大林映画らしく、光の使い方、映像を使った場面展開、素晴らしいです。逆光の中の秋吉久美子のアップ、素敵でした。

浅草の狭い路地、古びた建物等!

長い文章を書くと、何を言いたかったのかシリメツレツな文章になってスミマセン!

尚、余談ですが、風間さんのベッドシーンを見ると1973〜74年に観たロマンポルノ(出演していた)思い出します。(妙に覚えています)

 

ホラー部分は、山田太一の原作がそうであったし、ストーリーのどんでん返しが欲しかったからではないでしょうか?

片岡鶴太郎は、1988年「季節外れの海岸物語」に主人公で出演していますが、映画は1988年の「異人たちとの夏」が初めてのようです。それまでは「オレたちひょうきん族」などに出演のお笑い芸人でした。

風間杜夫は1972年、日活ロマンポルノでデビューだったそうです。よく御存じで。

しかし秋吉久美子はきれいでした。映画完成の25年前。皆さん若かった。

四日市港コンテナふ頭

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四日市商工会議所様発行の“商工春秋9月号”の巻頭を飾るのは“四日市港コンテナふ頭”です

四日市港は、中部圏の代表的な国際貿易港として物流の重要な拠点。コンテナふ頭では、オーストラリア、東南アジア、北米、カナダなどからコンテナ船が出入港。定期航路網が充実している。

同ふ頭の隣には開港100年に建てられた四日市港ポートビル、霞みなと緑地公園があり、市民の憩いの場になっている。

学生の頃、自転車で港へ出かけた。港の雰囲気と、一気に広がる海の広さに魅了されていた。

只、倉庫と倉庫の間を縫って入るふ頭は、進入禁止で叱られないのかと不安だった。

兄に尋ねたら「港は道路だから、誰でも入れる」とのことだった。どう考えても、倉庫会社の敷地内だった。

本日も 朔日恵比寿

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本日、朔日恵比須の日。準備が終わったころから激しい雨。その後日が射しましたが、人の出は今一つ。

状況写真は撮っておかないと・・・とカメラを向けると、お手伝いスタッフのWさん、やおらトイレットペーパーを袋に入れてお客様に変身。

右下に注目

撮影が終わってトイレットペパーを戻す

左に注目

ところまで撮らせていただきました。

まずはメデタシ

札幌まで来て カレーかヨ!

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「北海道まで来て、カレーかヨ!」

おばはんの怒りは8月28日の夜、頂点に達しました。

新千歳空港からJRで2時間半。昼前には小樽に到着。駅から北へ10分ほど歩くと小樽運河に達する。観光客でにぎわう運河から200m東へ道路沿いに歩くと、回転ずし“とっぴん”に到着(スミマセン  とっぴーの間違いです)  お昼過ぎというのに30分待ちの混雑。

「小樽まで来て。回転ずしかヨ」おばはんは、やや不満顔。

しかし、ネタは新鮮で安い。

サーモン・真いか・いかげそ・甘エビ・いわし・さんま・えびマヨ・ほっき・かれい・鉄火巻きは120円

〆サバ・まぐろ・とろサーモン・大ほたて・塩水うに・生〆はまち・炙りとろサーモン・本まぐろ中トロ・大えびは170円

とろびんちょう・いくら・生きほたて・うに・かにみそ・生きほっき・生あじ・赤貝・三平汁(魚のあら汁)は220円

三平汁と生サバ

安い!おいしい!大人三人と孫二人でたらふく食って・・・・

120円寿司×11皿で1,320円・170円寿司×17皿で2,890円・220円寿司×4皿で880円・ジョッキビールが450円を2杯で900円  合計5,990円のお食事でした。

私、〆サバが好きで3皿ほどいただいた後、生サバが入ったということで、これもいただく。おかげで夜までサバ臭いゲップの連続でした。

夜は札幌へ移動。さて、夜の食事はすすきのに建つホテルに近い“カレーショップ エス”へ向かいました。

「札幌まで来て、カレーかヨ!」その夜、おばはんの怒りは頂点に達しました。

つづく!

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