御前様の娘(光本幸子)と1日を過ごした寅次郎は、幸せいっぱいで夜の柴又を帰路につきます。後に訪れる悲劇を想像することもなく・・・
「こぉーろぉしィ〜、
たいほぉどぉー
惚れてはいたがァ・・・・とくりゃあ!
ゆゥびィもォ〜触れずにィー
・・・わかあれたぜぇ〜
浪花節だと 笑っておくれ、
野暮な情けに生きるより
俺は仁義に
生きてーゆーくー。」
さすらいの月虎「男はつらいよ」全48作より
“男はつらいよ”第1作。10月26日に上映させていただきました。
笑って泣かせる、テンポの良いパワフルな素晴らしい映画でした。
第5回 文化の駅サテライトステーション事業に、今回も大勢の方にお越しいただき感謝の一言です。ありがとうございました。
Sさんからは、その場で感想をいただきました。
この「男はつらいよ」シリーズは、何回も観ているのですが、今回は第1作であることで、前回(おとうと)の上映時から楽しみにしていました。
いつも思うのですが、この“昭和キネマの集い”は、結構年配者が多いですね。
昔、映画に夢中になった方が、また、映画の持つ魅力の世界に戻ってきたのですね。
映画ファンとしては、うれしいです。また、このような機会を設けていただき、感謝します。
いつも感想を寄せていただくTさんからです。
これまでに寅さんシリーズの数作品は観ていますが、第1回(昭和44年8月公開)は見逃していたので、今回の上映はとても嬉しかったです。
当時は私も20歳の娘盛り?で、現在とは違ってとても細身でした。ミニのタイトスカート・タートルネックの袖無しセーター・ポニーテールの髪型等、ファッションスタイルだけは“さくら”さんそっくりでした。
出演者の皆さんも若いこと若いこと、もう45年も経ったのですね。
一方、ロケ地として紹介されていた、奈良東大寺の二月堂や浮見堂、奈良ホテル等、今も変わらぬ姿です。
寅さんの“立て板に水”の名口上をたっぷり聞かせて貰えて幸せでした。
それにしても、渥美清さんは歌も大変上手く、言葉を大事に、丁寧に、正確に発する人で、アナウンサーとしても立派に仕事のできる人だったのでは?と思いました。
「男はつらいよ」。下町のほのぼのした人情劇に、泣いたり、笑ったり、存分に楽しませていただき、ありがとうございました。
このところ、多くの皆さんと一つのスクリーンで鑑賞する喜びと幸せをかみしめております。
うれしい限りです。ありがとうございます。
追記
10月28日 ボンちゃんから連絡がはいる。東宝弥生会館(1F シネマパーキング・2f 弥生館・スカラ座・弥生館2)が閉館したのは平成8年3月のことだったそうです。ありがとうございました。