Webよりコッペル車
下の写真⑬は、四日市鉄道湯の山駅に到着のロコはコッペル(ドイツのコッペル社製)の1号か2号機。キャブの高さが2153mmの背の低い超ミニサイズのタンクロコである。
客車よりもずっと小さい
次の写真⑭は、四日市鉄道菰野駅から湯の山方面を望んだところ。煙を吐いて停車中のロコは、折り返し運転に備えて点検中なのか?昭和の初期にはこのように電車と蒸気の併用運転が行われていたようである(確かに、上には架線がかかっているのに煙を吐いたミニ汽車が停車している)。
山の形といい雰囲気が出ている
このガイドブックは『三重鉄道 沿線案内』。四日市鉄道と三重鉄道の合同駅があるので、大正末から昭和初期になるか。椙山先生も追記してみえるが、左端、内部川に砂利採取場があってトロッコで内部駅まで運んでいる。八王子から生糸が運ばれるだけでなく、内部からは砂利が運搬されていたのだ。現在でも、少し上にのぼると土石工場が建っている。