まだ諏訪駅は健在の様子か?昭和31年頃と思われる。1号線が左右に走り、中央通りは未完成だ。昭和27年の講和博を終え、中央通り整備にかかったころだ。中央下にどっかと威容を誇るのは諏訪劇場。左下の諏訪駅は画面外になってしまっている。残念!
毎週土曜日の夜は東映映画の日。父と諏訪劇場へ。6時頃の始まりで、ニュース、予告と続いて、時代劇二本、蛍の光が流れるのが午後9時30分、自店の前の嶋口屋で肉うどんを食べる。いつもは35円の志のだうどんだが、映画の夜は、50円の肉うどんか天ぷらうどんが食べられた。
昭和32年9月26日の辻さんの写真。片岡千恵蔵の大菩薩峠を上映中だ。
「四日市の今昔」樹林者刊から、昭和37年の諏訪劇場。背景には、スワ百貨店が建設中だ。上映中は「お殿様と髭大名」里見浩太朗・桜町弘子。
次週上映は「大江戸の鷹」と
「若者たちの夜と昼」松山善三の脚本だ。題名は少々刺激的だが、内容は真面目そう。その手の期待にはこたえれなかったかもしれない。
昭和53年の地図では、四日市東映はジャスコB館になっている。
スワ百貨店もユニー系のアピカになった。ここの“寿がきや”にはお世話になった。