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小郡駅で、山口に向かう他の刑事たちと分かれるカットは、佐賀ロケ(本編)が終了して、役者以外のロケ隊一行が大船撮影所へ帰る際、途中下車して撮影されたものである。
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Clik here to view.関門海峡をくぐる列車
博多駅のシーンは別撮りである。刑事役の大木と宮口は、このシーンを撮るため、わざわざ博多駅まで出向いている。
この博多駅は、現在の博多駅から500メートル北にあった旧博多駅で、撮影から6年後の昭和38年に改築された。今となっては、『張込み』は旧博多駅が映像で拝める貴重な資料となった。
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Clik here to view.写真でたどる博多駅の歴史 より
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Clik here to view.博多に到着する列車 C59の文字が?下総人様、被写体 列車が混在の可能性があります。DVDを楽しみに観なおします。
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この博多駅シーンは、原作者の松本清張氏もお気に入りで、「あの『博多夜船』が鳴っている感じは、小説では書けないね」と褒めていたという。
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シナリオでは、ホームの拡声器から、レコードで博多夜船が流れている。その強い感傷のメロディが、若い男(大木)の頬に胸もうずくような旅愁の想念を掻き立てる。いや、老年(宮口)の男の表情にもそれがある。そして、博多駅も、博多夜船も遠ざかる。
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二人はその夜、駅前の商人宿で泊まったのち、翌朝、佐賀警察署へ出向く。逃亡中の犯人が、恋人に会いに来ることを見込んで、二人の刑事は向かいの宿から張込みを開始する。ここでようやく『張込み』の字幕が出る。物語の始まりである。
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映画の終盤、高峰秀子の乗った列車をタクシーで追う大木。ここにもSLを登場させている。