鵜野森城址 その一
鵜之森春景“知られざる四日市の風景”水谷百碩画 四日市市立博物館
鵜の森神社は浜田城跡にあり、四日市の発展の基礎を築いた浜田一族を祀る神社です。神社の森の鬱蒼としたなかに桜の花が咲き、周囲を黄色い菜の花と紫色のレンゲが埋め尽くしています。今では考えられないような穏やかな風景がここには描かれています。
鵜森の晩秋“知られざる四日市の風景”出口對石画 四日市市立博物館
鬱蒼と生い茂る木々の中にある鵜森神社と、その周辺の畑と田が入り混じった風景を描いています。田で収穫された稲の藁が積まれ畑では農作業をする人が描かれています。季節が秋であることから、百碩の絵に比べるとさびしい風景にも見えます。
東海道分権延絵図より
昭和30年代、小学生の頃でした。早朝に鵜の森公園を抜けて南の田畑へ出た時、菜の花を覆う一面の朝もやで、何も見えなかったことが印象に残っています。