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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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中瀬古の庚申塚

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昨年、7月頃 日永のお客様の処へ伺った折に、こんな石塔が立っているのを見かけた。

『庚申塚(こうしんづか)』の後ろが会所のようになっていて、昔は村の人たちが集まり、夜を徹して飲み食いするという事だった。

庚申とは何だろう?昔は、十干(じっかん)=甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・・・と、十二支=子・丑・寅・卯・・・の二つを組み合わせて日時や時刻、方角や順番を決めたりしていた。例えば 甲子(きのえね)・乙丑(きのとうし)・丙寅(ひのえとら)ということだ。庚申信仰は、中国の道教の教えが日本に伝わったもので、57番目に庚申(かのえさる)の組み合わせがようやく来るこの日、つまり60日に1回、夜を寝ずに過ごして健康長寿を願う信仰である。

天白橋南詰を西へ、堤防沿いに下っていくと『奉供養庚申 勢州三重郡日永村 中瀬古講中十二人』と刻まれた塔が立ちその横には灯篭と地蔵堂があった。

現在は続けられている様子はなさそうで、お尋ねしようとしたがお留守だった。夜な夜な 飲み食いしながら 何の話で盛り上がっていたのか?いつ頃まであったのか?次回は是非尋ねてみよう。


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