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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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“まち歩き”をしかける 3

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“「まち歩き」をしかける”茶谷幸治著 から考える。

現在、JRや近畿日本鉄道で、駅から駅を散策して歩く企画が行われています。参加しているKさんに伺うと、最近は酒蔵めぐりが多いということで、食べたり飲んだりが好評だそうです。餅文化の紹介や、評判のケーキ屋さんで一休みもいいでしょう。中心市街地は諏訪神社が紹介されるくらいだそうで、魅力の掘り起こしが不十分なのかもしれません。

まずはまちの設定です。範囲は、西は駅西の博物館から東はJR四日市駅まで、見どころによっては明治橋あたりから四日市港まで広がるかもしれません。歩く距離は2~3キロで、時間も2~3時間が適当です。

まちのコンセプトは、四日市宿でしょうか?四日市の中心街は、戦前の辻から、戦後の諏訪新道、昭和32年頃から現在の1番街へと移動しています。従って、コースも周辺の旧跡から街の中へ引き込む仕掛けが必要となります。

茶谷さんは“コースをたどる”でこのように結んでみえました。

また、ぜひ紹介したい商店も見逃してはなりません。小売り商店のあり方にこそ、そのまちの生活ぶりが良く反映されています。また、季節に売られているものを、じっくりとみて歩くことも興味深いものです。まちの市場や商店街があれば、必ず覗いてください。特徴的なものがあれば、参加者に短時間の買い物を楽しんでもらうこともできます。

数年前のことですが、四日市商店連合会の視察旅行で、補助金が出て安く行けるというので、某所を訪れました。

そこには、名所旧跡が随所にありました。見どころがありました。ところが、平日だったせいか賑わいがなく、お店の説明を受けた後、商品の販売に媚びるような感じがあって、もの悲しい気分で帰ってまいりました。恐らく、それは行政指導の「まち歩き」だったのではなかったかと思います。

必要なのは、活き活きしたガイドさんと、「まち歩き」を受ける側の元気と誇りとユーモア。これが必要不可欠ではないでしょうか。


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