「あんたは、私の言っていることを聞いてない」と奥様によく言われます。反省しつつ、改善の道は遠いです。
さて、“夢をかなえるゾウ 2・ガネーシャと貧乏神”水野敬也著 飛鳥新社 を時々読んでいます。中断しないように・・・売れないお笑い芸人 勤太郎のところへ舞い込んだ“ガネーシャ”と貧乏神“金無幸子”。貧乏神とは何たるものかと、ガネーシャの成功へのノウハウが交錯します。途中なのですが面白い記載がありました。
ガネーシャは「そうやで」と力強くうなずいて云った。
「最終的に成功する人間ちゅうのはな、人の意見に耳を傾けて、試行錯誤していくことで最初の頃には想像もでけへんかったような成長を遂げるんや」
「もちろん他人の批判を恐れずに自分を貫くんも大事やで。でもほとんどの人が他人の意見をきかへん理由はな、“直すのが面倒だから”やねん」
「漫画の神様と呼ばれた手塚治虫くんな。彼は、締め切りぎりぎりで書き上げた“ブラックジャック”の原稿が面白いかどうかをスタッフに聞いて回って、たった一人のアシスタントが面白くない言うたんをきっかけに全部直したこともあるんやで」
いつの間にかゾウの顔になっていたガネーシャは、大きな耳をパタパタと動かした。
「聞く耳を持つんや。それが“成長”するための最大の秘訣やで」