たいそれた本を10年前に買いました。この本も読了しておりません。もっと歳をとったら読もうかとも(充分年寄りですが)思いますが、そのときは読む気も失せているでしょう。積読の一冊。デール・カーネギーさんの“リーダーになるために”より
いまやわたしたちが取り組むべき最大の課題は、いやむしろ、唯一の課題というべきだが・・・正しい考え方を選ぶことにあると、わたしは何らためらうことなく断言する。もしこれができたら、われわれは自ずからあらゆる問題の解決が可能になろう。ローマ帝国の支配者であった偉大な哲学書、マルクス・アウレリウスはこれを簡単なことばで・・・とはいえ、あなたの運命を決定することばだが・・・要約している。「われわれの人生とは、われわれの思考がつくりあげるものに他ならない」
そうなのだ。愉快な考え方をすれば愉快になる。惨めなことを考えたら惨めになるだろう。恐ろしいことを考えれば恐ろしくなる。病的なことを考えれば、多分病気になるだろう。失敗すると思えば、きっと失敗する。自分のことばかり憐れんでいたら、誰からも敬遠され、寄りつかれなくなるだろう。
わたしの言い方は、万事につけて底抜けの楽天家になれと唱えているように見えるだろうか?とんでもない。不幸にして、人生はそんなに単純なものではない。しかしわたしが主張したいのは・・・断固として主張したいのは・・・われわれは消極的な態度でなく、積極的な態度を身につけようということだ。
分かったことはただひとつ。楽しいことを考えていると楽しくなり、楽しくないことを考えていると楽しくなくなるゾ!ということだそうです。