Kさんからも感想をいただきました。ありがとうございます。
「オードリー・ヘップバーンのデビュー作。非常に美しく綺麗だった。特に見事なのは、最初、ベッドでミルクとクラッカーをもらった時は子供っぽく見えたのが、最後のほうはお付きの人にミルクを拒否し、大人の女として凛とふるまった場面です。
下世話なものですから、その前に、グレゴリー・ペックのアパートで服を乾かしている時に、何かあったのかと想像させるものがありました。
それと、映画の嘘といってよいのか二点ほどそれを楽しませる場面がありました。
その① 王宮(ホテル)から抜け出すときの服装。王女様のクローゼットにあんな庶民的な服が入っていたのか?
その② 貨幣価値はわかりませんが、グレゴリー・ペックのアパートを出る時にもらったのは1000リラでした。それだけでサンダルを買い、美容院で髪を切り、ジェラートを買う事が出来るのでしょうか?(G・ペックまでのタクシー代が1000リラだった様でしたから)
最後に、洋画は字幕が良いですネ!英語が分かる訳ではないですが、2,3の単語が聞き取れて「ヘェー」と感心する事がありました。
王女様は、プリンセスじゃないのですよネ。あと、美容院はイタリア語でも英語のバーバーと同じ様な綴りになっているのもおもしろかったです。
さて、リラの問題が出ました。そこでブログ“300万円の粗食”を参考にさせていただきました。
G・ペックから1000リラをもらう王女。このときG・ペックは「1000リラといっても、1ドル50セントだよ」と付け加える。この言葉を信用すると、1000リラ=1ドル50セント=540円(当時は1ドル=360円でした)当時の大学卒初任給と2000年の初任給を比較すると約36倍になる・・として)つまり、G・ペックがオードリーに渡した小遣いである1000リラは、2007年頃の日本円にして1万9440円ってことになる。
ここで使ったお金1000リラをシミュレーションする。
・靴・・・ブランド物より安い露天物として 8000円
・カットとトリートメント・・・11000円
で、残が440円。350円これが氷菓子のジェラート代、したがって花屋さんに払うお金は90円が残るのみ、ということになる、こう推理してみえました。それにしても2万円近いタクシー代は高い。二人を乗せた車は、夜中にどこをどう走っていたのでしょう?Kさんが怪しむのも無理はない。
ついでに、G・ペックがデスクから「王女の単独インタビューが成功したら、5000ドルのボーナスを出す」と言われます。これを1ドル360円に換算すると180万円、大学卒の初任給を基準に今の価値に替えザクッと36倍すると、6480万円となる!ボーナスがこんなに出るかぃ!
※追伸 昭和30年代の週刊新潮が30円だった記憶がある。これから考えると当時から比較して20倍くらいと思う。1000リラが10800円で、5000ドルが3600万円か?それにしても良いボーナスであります。