昭和三十二年二月二十二日 荒涼とした光景。ここを何処だと思われますか?諏訪駅の線路をはずされた空き地沿いに、現在ふれあいモールのある西側の光景です。寒い日の早朝。街路灯はまだ点灯したままです。犬がぬかるみの中でこちらを見ています。
この先に名古屋へ向かう線路が通っているはずですが、よく分かりません。新しい駅は開業しています。(旧線路は昭和31年9月22日まで稼働していました)まもなく通勤の人々が、ここをまたぐようにして通っていくことでしょう。左が川村鉄工所、右が二番街になります。これから一気に、一番街が形成されます。
諏訪駅が撤去され、駅から西方向、名古屋行、湯の山線、内部・八王子線の三路線撤去跡が残った。荒涼とした空き地が広がる。左、ラクダヤさんの看板が見えるところは川村鉄鋼か?新しくできた近鉄四日市駅から、町へ向かう人が空き地を横切る。3枚の写真は少しずつ右へずれて写されているのが建物の位置からわかるが、最後の写真、弥生館の看板の向こうに、堀田美容室と水谷食堂の字が読める。これは、辻さんが撤去直後の諏訪駅跡地から西方面を撮った写真だ。
諏訪駅西の空き地の広さが想像できなかったので、昭和31年8月の航空写真を掲載しました。
そしてこの写真は、江田町の航空写真。国鉄四日市駅から手前の諏訪駅に線路が伸びています。(残念ながら諏訪駅は写っていません)下に諏訪劇場、左に諏訪マーケット、そこから上へアーケードがあって三泗百貨店が右に建ちます。