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Channel: 花の四日市スワマエ商店街
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レモン色のまち 第7回

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昨日は、第5回四日市ジャズフェスタ開催。時折雨の降る一日でしたが、商店街の中は音楽一色でにぎわいました。コスモ楽器前では、kotononeさんのフルート演奏があり、秋を呼ぶ音色に多くの方が足を止めて聞き入っていました。

 東向き、この先右にサンシ百貨店

踏み切り跡、南東方向

昭和三十二年二月 寒い日の朝。顔を洗っている親子か?現在のホームラン前から一番街の通りを東向きに撮った写真。昨夜まで降り続いたみぞれ混じりの雨はあがったが、空はまだ重い。

下が東

 この通りを国鉄四日市駅へ伸びる線路が通っていた。手前の石畳は踏み切り跡。三泗百貨店が一掃謝恩セールを行なっている。三泗百貨店は諏訪百貨店のように多くの店の集合体だった。二階には切手売り場やゲームセンターがあった。この後スーパーサンシとなる。左にふくや靴店の看板が見える。路地にはヤマモト・ヤマカワ・サワムラそして多田駄菓子屋があった。

 南向き、この先諏訪劇場

東向き、草野洋服店

昭和三十四年五月二十一日、辻さんと一緒に随分この街を歩かせてもらったけれど、新しい風景を見ることが出来た。右に諏訪駅跡地がある。左角が高木菓子店。今の大阪屋。そして白揚書房。この路地をまっすぐ南へ抜けると諏訪劇場だ。服部紙店、今村洋装店、万惣と並ぶ。まさに路地。毎週土曜日の夜になるとこの路地を通って、父親と映画を見に行ったものだ。昨年の二月、右のマルモ物産の前で店の兄ちゃんと奥さんが立ち話をしていた。当時と比べる駅跡の整地が進んでいる様子だが、マーケットの解体工事には、まだ一年半先の話だ。

 東向き、右に諏訪劇場

昭和三十二年七月二十六日、暑い日の午後、辻写真館から東を見る。グランドホール、万惣と並び正面が精養軒。精養軒の左隣があかもん、田中産婦人科、白揚と狭い道になっていた。そこを出ると左が諏訪駅。この時、諏訪駅は近鉄四日市駅へ移転していた。

右に諏訪劇場があって、人通りは多い。万惣はカレーライスから寿司まで何でもありの食堂だ。映画を見た帰りに、ちょっと食べに寄るには手ごろな店だったのだろう。万惣の子供か、友達と話が弾む。片岡千恵蔵か市川歌右衛門、それとも大川橋蔵の話題だろうか。

暑かった一日、夕立はあがった。


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