昨日は、四日市☆映画祭 あさけプラザの“短編映画コンペティション”にお伺いさせていただき、約15分の短編映画作品17本を鑑賞いたしました。
会場は200名ほどの方で熱気があふれ、映画への情熱で元気をいただきました。四日市を映画の街にできる、そんな可能性を秘めた第1回でした。準備、当日の運営と、映画祭にかかわった皆様のご尽力に、心より感服申し上げます
作られた方々には失礼ですが、印象に残った作品を羅列いたします。
“幸せな結婚”→画面の構図が計算されていて、カットごと丁寧に撮られていました。
“知りたくなかった”→意表を突くストーリー展開、ラストでひとひねり欲しいなという期待に、みごと応えてくれました。
“ストール”→ピントがスリランカの女性か、友人か、ストールなのかぼやけていたように感じました。スリランカの女性を中心に撮られると面白かったのでは。
“四日市防衛作戦”→博士が面白かった。バカバカしさに徹した処が楽しめました。
“灯火 TOMOSHIBI”→相方の高野くん?の演技がよかった。
“桃太郎”→“防衛作戦”から再び登場のお祖父さんが面白い人だった。鬼ヶ島の決闘シーンにあまりこだわらない方がよかったのでは?
“最強戦隊ジェットマン”→ストーリーに目新しさが感じられないと思ったら、30年以上前から8ミリで撮影されてきたとのこと、納得いたしました。
“薄桜鬼無双”→プロの域の素晴らしい出来栄えでした。今回の映画祭に招待されていた長田紀生(おさだのりお)監督が、「とりあえず撮っておくということは止める。しっかりしたシナリオを作り、訴えたいことを明瞭にする」だったと思います。キャストの方のかっこよさばかり目立った気がしました。
“サイキッカーZ”→作っている皆さんが楽しそうで、その楽しさが伝わってくるようでした。
“同性物語”→丁寧によくできた映画でした。テーマが同性愛と重いので、その分、画面にテンポがあるとしんどくないなあと感じました。
“4DAYS CITY”→映画祭の最期を飾るにふさわしい作品でした。見慣れている街が、通りが、見事画面に組み込まれていて驚かされました。鬼才と云う名にふさわしい杉田一豊監督です。
皆さん本当に楽しそうにつくられていました。ありがとうございました。