左も同い歳だよ
古典落語100席 立川志の舗著 PHP文庫より まえがきにこうある 突然ですが私の大好きな小噺をひとつ 「先生右足が痛いんですが診ていただけますか?」 「はい、レントゲンの結果からは関節炎や神経痛や痛風じゃありません。あなたの右足は大丈夫ですよ、おじいさん」 「じゃ、何ですこの痛みは?」 「まあ、お歳のせいでしょう」 「先生、いいかげんな診断しないでください」 「どうしてです?」...
View Article寅さんは進化している
四日市諏訪商店街振興組合では、これまで「男はつらいよ 純情編」「浪速の恋の寅次郎」「寅次郎夕焼け小焼け」を鑑賞してきました。(まだ3作しか上映していません)まだまだ良い作品があります。 「寅さんは進化している」落語家の立川志らくさんはNHK出版「男はつらいよ パーフェクトガイド」でこう書いています。...
View Article溝口健二監督“赤線地帯”鑑賞
昨夜は6名ほどで溝口健二監督の“赤線地帯”を鑑賞いたしました。 Tさんの感想です。 水谷専務から「黛敏郎の変な曲で、この映画は始まります」と前置きがあって、一体どんなに変なのかなと思っていたら、ホントに変でした。 まるで幽霊でも出てきそうな音。スチールギターかな?否違う。アッあれだ きっとそうだ“鋸バイオリン(胡弓)”違いますか?...
View Articleフランク・キャプラ監督“ある夜の出来事”
次回3月18日の映画鑑賞会も、三重県視聴覚ライブラリー様のご提供で、フランク・キャプラ監督の「或る夜の出来事」を上映させていただきます。 入場無料 ぜひお越しください 」
View Article溝口健二監督“赤線地帯”感想2
Kさんからも感想をいただきました。ありがとうございました。 「弱き者(強き者)汝の名は女なり」女性の強い面、弱い面の両方をこの映画は見せてくれました。 三益愛子。嫁ぎ先の両親に対してはガンバリを見せるも、息子に対して弱さが出て精神的に参ってしまう。 京マチコ。ツッパッて強がっていても、実家の家庭的な面で(特に母親か?)非常にもろい面をみせる。...
View Article“海街diary”は“麦秋”のその後?
“海街diary”と“麦秋”は共通点があります。是枝監督は“麦秋”を意識して作られたんじゃないかなと思っています。鎌倉市が舞台でも、山手の“北鎌倉駅”と海に近い“極楽寺”とではかなり離れています。けれど、日常が繰り返されていく朝の風景は、時の流れはあっても変わることはありません。 “麦秋”で小津監督は、離れ離れになっていく大家族制度の崩壊を予見しました。原節子の結婚を機に、菅井一郎と...
View Article黒澤明監督“生きる”
黒澤明監督“生きる”は昭和27年の作品です。 市役所の市民課長である渡辺勘治は、毎日書類に印鑑を押すだけの無気力な毎日を送っていた。 一方、主婦の集団が高架下の暗渠を公園にして欲しい旨の陳情に押しかけていたが、縦割り行政のためか、たらい回しにされるだけだった。...
View Article黒澤明監督“生きる”2
吉村英夫氏は著書“黒澤明を観る”(草の根出版会)でこのように著してみえます。 「生きる」という映画は、人間にとってもっとも根源的でありながら、それがために難しいテーマを、映像という具体的なもので表現して、見事に成功させている。...
View Articleフランク・キャプラ監督“或る夜の出来事”その1
昨夜は、三重県視聴覚ライブラリー様のご協力で、フランク・キャプラ監督の“或る夜の出来事”を鑑賞しました。お天気の悪い中、前回参加の方へのチラシと数枚のポスターのみで38名の方にお集まりいただきました。本当に有難うございました。...
View Article“或る夜の出来事”その2
フランク・キャプラという名前を忘れてはいけない、と決めたについてはこんな思い出があります。「男はつらいよ夕焼け小焼け」に宇野重吉さんが出演してくださった時、宇野さんが僕にこんな話をしてくれました。 山田洋次“素晴らしき哉フランク・キャプラ”映画の嘘 井上篤夫著 集英社新書より...
View Article男の囲炉裏端の会
3月24日シニアサークル“男の囲炉裏端”の会に招かれて「懐かしの映画館巡り」の会に参加させていただきました。 27名ほどの方が諏訪公園交番前に集まり、諏訪劇場・中映・四日市シネマとグランド・ベガ、スピカ、リゲル・ロッポニカ・三重劇場・弥生館の跡地を視察に出かけました。現在映画館は109シネマズに集中して、単館で残っているのはロッポニカのみです。...
View Article四日市中心市街地のゴミ問題
陽春の候、皆様方におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 日頃は商店街活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。 さて、4月1日よりゴミの回収方法が変わり、四日市中心市街地である諏訪栄・西新地地区一帯の営業ゴミは、その一切を民間の回収業者に委ねられることとなりました。従って市による回収は居住者から出る生活ゴミのみとなります。...
View Article第25回エキサイト四日市・バザール開催
4月2・3日の両日 恒例のエキサイト四日市・バザール2016が開催されました。 桜は見頃、心配されていたお天気も恵まれて大勢の来街者でにぎわいました。 みなさまのご協力ありがとうございました。
View Article映画「赤ひげ」と映画「神去なあなあ日常」
山田洋次監督が、こんなことを話している。 「張込み」や「砂の器」の脚本を書いた橋本 忍さんは、黒澤明監督と組んで「生きる」や「七人の侍」をつくってきた。しかし、その後、疎遠になっていた。 あるとき、橋本さんは黒澤監督が「赤ひげ」を撮ることを聞いて、スタッフの一人に、それはどんな話だ?と尋ねたそうだ。...
View Article泣かせる落語“文七元結”
落語の“文七元結(ぶんひちもつとい)”は泣かされる人情話です。 落語百選 麻生芳伸 編 ちくま文庫より 左官職人 長兵衛の博奕狂いに愛想を尽かした娘のお久は、吉原の佐野槌(さのづち)へ駆け込みます。娘をかたに、五十両手に入れた長兵衛は、佐野槌からの帰りに鼈甲(べっこう)問屋の手代...
View Article午前十時の映画会
四日市109シネマズで今年も午前十時の映画会が始まっている。 ロバート・デニーロとメリル・ストリーブが通勤電車で浮気するやつが上映中。DVDで観た知り合いのおばあさんが、鼻の下を伸ばしておりました。イヤ~映画って楽しい!
View Article“東京物語”三部作 その1
遅くなりましたが、山田洋次監督の“家族はつらいよ”を観てまいりました。観客は二人。大きな声で笑うこともできず・・・ま、遇い方が 男でよかった デス。 これで小津監督の“東京物語”と、山田監督の“東京家族”そして“家族はつらいよ”の三部作?を観ました。この三作の共通した見せ場である、息子の嫁と父親が語り合う最後のシーン。これらの共通点と違いを再現したいと存じます。 まず小津安二郎監督の“東京物語”...
View Article